【間取りについて】1R・1K・1DK・1LDKとは
■R・K・D・Lの意味
今さら人に聞けない!まずはそれぞれのアルファベットの意味から解説します。
R(ルーム)
ルームという文字通り居室を表しています。
ほとんど1Rの表記の時だけしか使わない、
1Rオンリーワンのアルファベットです。
居室が2部屋以上ある場合は2Kや3LDKなど居室数は数字でのみ表されます。
K(キッチン)
調理スペースのキッチン・台所を指しています。
居室とドアで仕切っただけの廊下にミニキッチンが設置されている物件もあれば、
きちんとキッチンスペースとして独立している物件もあります。
D(ダイニング)
キッチンスペースにテーブルセットなどを置いて
食事ができるくらいの空間があると
キッチンとセットでDK(ダイニングキッチン)と表記されます。
Dだけで表記されることは無いです。
L(リビング)
日本語でいう居間のことです。
DKと併せてソファやテレビを置いてくつろぐ空間があると
ダイニングキッチンとセットでLDK(リビングダイニングキッチン)になります。
略して1Lと言われることが多いです。
■その他のアルファベット
S(サービス)
サービスルームの略です。
採光や換気の都合で建築基準法上、居室扱いできないスペースになります。
広い収納や衣裳部屋として使われる方が多いです。
居室扱いできないだけなので入居後にどう使うかは自由です。
2SLDKなどたまに見かけますね。
DEN(デン)
日本語だと巣や洞穴を表しているそうです。
デザイナーズ物件やリノベーション物件で使われているイメージです。
隠れ家的な小部屋というニュアンスですが正直Sとの違いが分かりません。
アルファベットの意味が理解出来たら
間取りのイメージがだいたいできるかと思います。
順番に解説していきましょう!
1R(ワンルーム)
部屋の中にキッチンがある間取りです。
居室とキッチンが仕切られていない、というほうがイメージしやすいですか?
いざ文章で説明しようとすると難しいですね、、
一般的に1Rと言えばこんな感じです。
キッチンとドアで仕切られていない分、解放的な間取りです。
家賃が安く、駅の近くに多い傾向にあります。
西鉄久留米駅付近の相場だと2万円~3万円程度です。
平米数が広くなったり、リノベーションされてるともう少し高くはなります。
キッチンと仕切られていないので匂いが心配…
玄関開けたらすぐお部屋の中が見えるのがいや…
という意見もよく聞きます.
しかしこの間取りだと電気コンロのミニキッチンがほとんどなので
匂いが気になるほど料理はしないかもしれないですよ。
玄関開けたらすぐ部屋が見えるから
掃除や整理整頓をこまめにやるようになるとか
デメリットをメリットに変えることもできます。
キッチンが奥に設置されていたり
カウンターキッチンだったり
ひとことで1Rと言っても色んなタイプがあります♪
1K(ワンケー)
キッチンと個室が扉で仕切られている間取りです。
スケールはあまり1Rと変わりません。
キッチンも必要最小限な設備の場合が一般的です。
西鉄久留米駅付近の相場は2.5万~3万円程度になります。
キッチンと仕切られていないので匂いが心配…
玄関開けたらすぐお部屋の中が見えるのがいや…
という1Rの時のお悩みは解消されます!
ですが扉で仕切られている分、1Rのような解放感が無くなり
お部屋が狭く感じてしまうかもしれないです。
どちらを優先するかはあなた次第です!!
1DK(ワンディーケー)
1Kのキッチン部分が広くなり、
テーブルセットなどを置いて食事をするスペースが確保できる間取りです。
不動産の広告ルールを適正化して不動産業界のイメージを向上を図る
「首都圏不動産公正取引協議会」という機関では
個室が1部屋の場合、DK表記するには最低限4.5帖以上が必要とされています。
ちなみに個室が2部屋の場合は6帖以上が必要らしいです。
住む人数が増えると食卓のスペースも増えるでしょ?ってことですね!
1LDK(ワンエルディーケー)
1DKのキッチン部分がさらに広くなり、
食事をするスペースとあわせてTVやソファを置いて
くつろぐスペースも確保できる間取りです。
こちらも「首都圏不動産公正取引協議会」の基準では
個室1部屋に対し8帖以上が必要とされています。
1LDKは非常に需要がある間取りなので
西鉄久留米駅付近の相場は5万円~7万円ほどです。
1LDKにも様々なタイプがありますね!
もともと2DKだったお部屋をリノベーションして
1LDKにしてるお部屋も多いです。
長々と書いてきましたがざっくりまとめると
キッチンスペースの広さで表記が変わるということです!
■現況優先とは?
インターネットに掲載されている間取り図は
建築図面や管理会社の方が作成した資料を基に
私たちのような仲介会社が作って掲載しているものがほとんどです。
実際お部屋を見に行った時に、
あれ?もらってた間取りと少し違うな?と思うこともあります。
そういう時は事務所に戻ってから作り直してるのですが
すべてのお部屋をチェックするのは難しいです。
なので『図面と現況が異なる場合は現況を優先します』と
小さく書いてあるわけですね。
実際に多い図面と現況が異なるケースとして
経験上一番多いのは建具の種類や位置が異なることです。
建具というのはドアや窓や襖の総称です。
間取りでは引き戸になっているけど実際は片開きのドアだったり
間取りでは壁だけど小さい窓が付いてる、とかよくあります。
原因として考えられるのは
・建築途中で仕様が変更された
・途中でリフォームをした際に変更された
・角部屋だから窓が付いている…など様々です。
分譲マンション等で部屋ごとにオーナーさんが違う物件の場合は
リフォームの頻度や仕様が異なるのでさらに注意が必要になります。
■できるだけ内覧を!
まだ建築途中の未完成物件や、
まだ前の入居者さんが住んでいる退去予定物件で
内覧ができない場合は仕方ないですが、
お部屋を申し込まれる際はできるだけ内覧をして
内装や広さ・生活動線の確認をしましょう。
『遠方で内覧に行けない』『仕事が忙しくて時間がとれない』という方には
お部屋の動画を撮りに行ったり、
TV電話やZOOMなどでオンライン案内をさせて頂いてます♪
また未完成物件や退去予定物件の場合も
同じシリーズの建物があれば類似物件にてご案内もできます。
お気軽にご相談くださいね!